研修会は川口市立高校で行われました。研修で使われた電子顕微鏡は現在、川口市立高校にある県内で唯一のものです。SSHを取得した川口市立高校らしいツールです。電子顕微鏡では、PCを使った簡単な操作で写真のような立体感のある精密を非常に高倍率で観察できます。子ども達の「見たい、知りたい」という気持ちをかなえられる器具であり、また「この場合はどうか?、こうなっているはずでは?」といった次の科学的探究心をかき立てる、そんな器具であると感じました。川口市立高校の生徒さん達はこれらの器具に触れながら、常日頃から様々な疑問を頭の中で生みだし、理科的な好奇心・探究心を成長させているのでしょう。施設・設備はもちろん、顕微鏡だけではなく、特に授業で、最先端を感じ取れる学校でした。高校も、附属中学校も人気が出る理由がよくわかりました。
岸川中をはじめとする中学校には残念ながらこのような電子顕微鏡はありませんが、子ども達の好奇心・探究心を育てる方法は様々あります。日々の授業の中での実験の工夫はもちろん、ICT機器を有用に活用して少しでも子ども達に理科を好きになってもらい、また身近な事象への好奇心・探究心を育てていきます。