10年程前、「非行問題行動で補導や指導をした中・高生のほぼ全員に携帯電話の使用頻度が高いという共通点がある」と警察関係者が指摘していました。携帯電話やスマートフォン自体に問題があるというよりは、使い方・持たせ方に課題があるようです。スマートフォンの普及により、小学校高学年からSNS等による「いじめ」が急速に増加していることは周知の通りです。最近では、不登校や学校生活への不適応を生じさせる原因の一つになっているという指摘もされるようになってきました。夜中までの使用による睡眠不足は、眠りの質を低下させることになり、脳の発達上も大きな問題と言われています。青少年期は、一生の中で最も脳が成長する時期でもあります。スマートフォン等は、安易に与えない、どうしても持たせる必要がある時は使い方や使う時間等の約束事を決める等の配慮がとても重要となります。
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